南壽庵とは

1730.25㎡の日本庭園の中にある南壽庵は、大正12年9月に関東大震災が発生した後、同年12月に建築されました。

永橋剛一郎氏が宮大工の辰野銀治郎に建設を依頼した総檜造りの建物は、天井は格（ごう）天井造り、風呂場天井は傘上式組立造り、黒柿材を用いた柱をもつ床の間などもあり

かつては、閑院宮殿下が行啓にて宿泊された由緒ある施設です。

庭園の中には池と枯山水があり、樹齢800年を超える松の木や、閑院宮殿下より下賜された十六菊紋灯籠が残されており 長い歳月をかけて作庭された日本庭園です。

今までは辰野氏が居住していましたが、旧邸貸別荘として一般開放し、大正時代の技巧と素材を凝らしておりながらも、 生活に必要な場所は大胆に近代化した建築として、お客様がご宿泊されやすいよう改装がされております。
「一棟貸し切り」の199平米の建物ですので、ほかに邪魔されず自分だけの優雅な時間を過ごすことができます。

囲炉裏で料理を囲むことができ、また、庭ではバーベキューを楽しむこともできます。
落ち着いた旧邸の雰囲気を楽しみながら、おくつろぎください。
皆様のお越しを、心よりお待ちしております。